最近、ニュースで「青木率」って言葉を聞いたことない?2025年4月の時事通信の世論調査で、石破茂内閣の「青木率」が40.5%と低くて、政権がヤバいって話題になってるんだ。でも、「青木率」って何?どういう意味があるの?って人も多いよね。今回は、青木率をわかりやすく解説して、過去の政権や今の石破内閣の状況も見ていくよ。
「青木率」って何?
まず、青木率ってのは、自民党のベテラン政治家、青木幹雄さん(元参院議員会長)が唱えた「政権の安定度を測る指標」だよ。正式には「青木の法則」や「青木方程式」とも呼ばれるけど、簡単に言うと:
青木率 = 内閣支持率 + 自民党支持率
この数字が50%を切ると、政権運営が厳しくなるって考え方なんだ。たとえば、内閣支持率が30%、自民党支持率が20%なら、青木率は30+20=50%って計算だよ。
なんで50%が目安なの?って思うよね。青木さんによると、国民の支持が半分以下だと、選挙で勝つのが難しくなったり、国会運営がうまくいかなくなったりするからなんだって。自民党が政権を握ってる場合、この青木率が「政権の健康診断」みたいな役割を果たすってわけ。
青木率の歴史と過去の政権
青木率って、昔から政界でよく使われてきた指標なんだ。青木幹雄さんは1934年生まれで、2013年に亡くなったけど、自民党の参院議員として長く活躍して、内閣官房長官も務めた大物政治家だよ(Wikipedia)。彼がこの「法則」を提唱したのは、1990年代後半から2000年代初頭くらいと言われてる。では、過去の政権で青木率がどうだったか見てみよう。
安倍晋三・菅義偉内閣 ずっと50%以上
安倍晋三元首相(2012~2020年)と菅義偉元首相(2020~2021年)の内閣は、青木率が50%を切ることがなかったんだ。たとえば、安倍内閣のピーク時(2017年頃)は、内閣支持率が40~50%、自民党支持率が30~40%で、青木率は70~80%くらいあったことも。この時期は、自民党が選挙で圧勝して、長期政権を築けたんだよね。安定した支持率のおかげで、国会運営もスムーズだったよ。
岸田文雄内閣 50%を切って退陣
一方、岸田文雄元首相(2021~2024年)は、青木率が下がってピンチになった例だよ。ニュースによると、2023年8月に初めて50%を切って(内閣支持率26.6%+自民党支持率21.1%=47.7%)、その後、2023年12月には3割台(内閣17.1%+自民18.3%=35.4%)に突入。最低は2024年7月の31.5%(内閣15.5%+自民16.0%)だったんだ。この後、岸田さんは2024年8月に退陣表明(自民党総裁選不出馬)に追い込まれたよ。青木率が低いと、やっぱり政権が長続きしないってのがよくわかるね。
石破内閣の青木率は?ヤバいの?
さて、2025年4月の時事通信の調査で、現在の石破茂内閣の青木率を見てみよう。
40.5%って、50%を大きく下回ってるよね。ニュースによると、石破内閣は発足直後の2024年10月から青木率が50%に届かず、ずっと「政権末期」みたいな状態が続いてるんだって。今回の調査では、内閣支持率が23.1%と発足以来最低で、特に高齢層(60歳以上)の支持が31.9%(9ポイント減)と大きく下がってる。商品券問題(石破首相が自民党の新人議員に10万円の商品券を配った疑惑)も影響してるみたいだね。
この40.5%って数字、岸田内閣の最低値(31.5%)よりはマシだけど、夏の参院選が近づいてるタイミングでこの低さはかなりヤバい。ニュースでも、「次の5月調査で3割台に落ち込むと、参院選を乗り切るのが難しくなる」って言われてるよ。石破首相、けっこうピンチだね。
青木率が低いと何が起こるの?
青木率が低いと、政権にどんな影響があるのか、簡単にまとめてみるね。
1. 選挙で勝つのが難しくなる
青木率が50%を切ると、国民の支持が半分以下ってことだから、選挙で負けるリスクが高まる。今回の調査でも、自民党の参院選投票先は20.6%と1位だけど、れいわ新選組(5.6%)とかが勢いづいてるし、無党派層(投票しない・わからないが56.8%)が動くと結果が変わるかもって言われてるよ。
2. 党内での求心力が下がる
自民党の中でも、支持率が低いと「この首相じゃダメだ」って声が強くなる。ニュースによると、自民支持層の内閣支持率も55.1%(14.7ポイント減)と下がってるから、党内での石破首相への信頼が揺らいでる可能性があるよ。岸田さんのときも、支持率低下で党内から退陣圧力がかかったしね。
3. 国会運営が難しくなる
支持率が低いと、野党から「国民の支持がない!」って攻められやすくなる。法案を通すのも難しくなるし、政権運営がギクシャクしちゃうんだ。石破内閣、今はまだ国会が動いてるけど、このまま支持率が下がると、政策が進まなくなるかも。
まとめ 青木率は政権の「健康診断」!
青木率って、簡単に言うと「内閣支持率+自民党支持率」で、50%を切ると政権がピンチになるって指標だよ。過去の安倍・菅内閣は50%以上で安定してたけど、岸田内閣は3割台になって退陣した。現在の石破内閣は40.5%と低くて、夏の参院選に向けてかなりヤバい状況だね。青木率は、政権の「健康診断」みたいなもので、国民の支持を測る大事なバロメーターなんだ。次の5月調査でどうなるか、注目だね。