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大阪・関西万博2025、なぜ批判された?問題点をわかりやすく解説

2025年4月13日から始まった大阪・関西万博、スタート前は「やめろ!」とか「問題だらけ!」って批判がめっちゃ多かったよね。何がそんなにダメだったのか、わかりにくい人もいると思うから、解説するよ。そもそも「万博」って何?ってとこも含めて説明するよ。

「万博」って何?

まず、万博(世界博覧会)ってのは、いろんな国が集まって最新の技術や文化、アイデアを見せ合うビッグイベントだよ。1851年のロンドン万博から始まって、5年ごとに大きなのが開かれてる。たとえば、過去には電話(1876年フィラデルフィア万博)や電気自動車(1970年大阪万博)とか、スゴいものがお披露目されてきたんだ。日本だと1970年の大阪万博や2005年の愛知万博が有名だよね。

2025年の大阪・関西万博は、テーマが「いのち輝く未来社会のデザイン」で、4月13日から10月13日までの半年間やってる。161カ国・地域と9つの国際機関が参加して、約2800万人の来場者を見込んでるよ。簡単に言うと、「世界の知恵と文化が集まるお祭り」だね。

大阪万博2025年問題点

なぜ批判や反対の声が多かったの?

大阪・関西万博、始まる前はニュースやネットでボロクソ叩かれてたよね。なんでそんなに問題だったのか、ひとつずつ分解してくよ。

1. コストが高すぎる!

一番の批判は、建設費がバカ高かったこと。最初の予算は1250億円だったのに、2023年くらいには2350億円、つまり2倍近くまで膨らんだんだ。たとえば、会場の建設に約1600億円、でっかい木製のリング(シンボル)に約350億円かかってる。このお金は政府、大阪府・市、企業が3分の1ずつ出すんだけど、「税金使いすぎ!」って怒りが爆発。朝日新聞の調査(2024年6月)だと、86%が「公金使うのに反対」って答えてたし、「こんな金あるなら他のことに使え!」って声が多かったよ。

2. パビリオンが間に合わない!

万博の目玉は各国が作るパビリオン(展示館)だけど、建設が全然進まなかったのも大問題。2024年4月時点で、50カ国以上がパビリオン建てる予定だったのに、半分くらいしか工事が始まってなかったんだ。理由は、資材の値段が高騰してたり、建設労働者が足りなかったり。日本って2024年から建設業の残業規制も始まったから、余計キツかったみたい。日刊ゲンダイでゼネコン関係者が「絶対間に合わない」って言ったり、「未完成でスタート?」って不安が広がってたよ。

3. 安全性の心配

万博会場は大阪湾の夢洲(ゆめしま)っていう人工島にあるんだけど、「ここ危なくない?」ってめっちゃ叩かれた。具体的には、埋立地だからごみからメタンガスが出てて爆発リスクがあったり、地盤が弱くて地震津波にヤバいって指摘があったんだ。毒アリのヒアリも見つかって、「来場者大丈夫?」って不安も。2023年には作業員の転落事故まで起きて、「安全管理どうなってんの?」って批判がさらにヒートアップしたよ。

4. テーマがぼんやり

万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」なんだけど、「それ何?」って感じでピンとこなかった人が多かった。朝日新聞の調査で、1000人以上が「どんな魅力か分からない」って答えてる。たとえば、「SDGsとか超スマート社会って、具体的じゃない!」とか「未来の生活って何見せるの?」って声がネットでもチラホラ。「今どきネットで世界の情報見れるのに、万博いる?」って意見もあったよ。テーマがふわっとしすぎてたんだよね。

5. カジノの疑惑

夢洲は万博の後、カジノを含む統合型リゾート(IR)を作る予定なんだけど、「万博はカジノの口実じゃね?」って疑惑がめっちゃ出た。朝日新聞でも「カジノ計画への反対が万博のイメージを悪くしてる」って書いてたし、「国民のためじゃなくて、一部の金儲けじゃん!」って批判が強かった。日本維新の会が万博とカジノをゴリ押ししてるって見られちゃって、怪しさプンプンだったよ。

6. チケットが高すぎ!

チケットの値段もめっちゃ不評だった。大人1日券が7300円(早期割引で6000円)、子供(4~11歳)が1800円。朝日新聞の調査で「高すぎる!」って声が続出してたし、家族で行ったら2~3万円かかる。物価高の時代に「気軽に行けない!」って不満が爆発。「ディズニーより高いじゃん!」ってネットでも突っ込まれてたよ。

7. アクセスが不便

夢洲は人工島だから、行くのが大変そうってのも問題だった。主なアクセスは大阪メトロ中央線(2025年1月に夢洲駅開業)とシャトルバス(45秒に1本予定)。でも、専門家が「15秒に1本でも足りないかも」って言うくらい、混雑が心配されてた。夏の暑さや熱中症リスクもあって、「会場着く前につらい!」ってイメージが広がっちゃったんだ。

8. ロシアとかの参加問題

ロシアが2023年11月に「ウクライナ侵攻で不公平に扱われた!」って万博から撤退したのも話題だった(朝日新聞)。メキシコやエストニアも「お金ない」って撤退して、結局159カ国・地域になったけど、「国際イベントなのに参加国減るの?」って不安がチラホラ。政治的なゴタゴタが万博のイメージを下げちゃったんだよね。

まとめ 批判の嵐だった理由

大阪・関西万博2025は、2350億円のバカ高いコスト、パビリオン未完成、安全性の不安、ぼんやりしたテーマ、カジノ疑惑、高いチケット、不便なアクセス、国際問題で批判されまくったよ。簡単に言うと、「お金と準備と安全、全部ダメじゃん!」って感じで、みんなの生活がキツいときに「万博やる意味ある?」って怒りが爆発したんだ。