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安全なはずのアメリカ国債が売られた!トランプ関税ショックの謎をわかりやすく解説

国債って安全資産でしょ?」って思ってたのに、2025年4月のトランプ関税ショックでアメリカ国債がバンバン売られてるってニュース見た?(日本経済新聞、2025年4月11日)。なんでこんなことになったのか、わかりやすく解説

www.nikkei.com

国債って何?なんで「安全資産」なの?

まず、国債ってのは国が「ちょっとお金貸して!」って発行する借金の証明書みたいなもの。アメリカ国債ならアメリカ政府が、日本国債なら日本政府が出してる。投資家がお金を貸して、毎年利子(利回り)をもらって、期限が来たら元金を返してもらえるんだ。

なんで「安全資産」って言われるかっていうと、アメリカみたいな大国は「破産しない」って信頼されてるから。元金と利子がほぼ確実にもらえるし、株みたいに値段がガチャガチャ動かない。経済がヤバいときは「とりあえず国債買っとこう!」って人が増えるんだ。たとえば、2020年のコロナ騒動では株が暴落したけど、アメリカ国債は大人気だったよ。

トランプ関税ショックって何?

2025年4月の「トランプ関税ショック」は、トランプ大統領が高関税をぶち上げたせいで経済が大混乱したこと。4月2日から日本に24%、中国に54%、カナダやメキシコに25%とか、いろんな国に高い関税をかけたんだ。これが「貿易戦争になるかも!」って不安を広めて、株価が急落。4月7日には日経平均が2644円安、アメリカのS&P500も5%以上下がったってニュースになってたよ。

で、日経の記事によると、この関税ショックで「アメリカ国債が投げ売り」されてるって。安全なはずなのに、なんで売られちゃってるの?ってのが今回のポイントだね。

なんでアメリカ国債が売られてるの?

アメリカ国債

記事やニュースをまとめると、アメリカ国債が売られてる理由はこんな感じだよ。

まず、関税で物価が上がる懸念。関税で輸入品が高くなると、インフレ(物価高)が進む。たとえば、iPhoneが40%値上がりするって試算も出てた。インフレになると、国債の利子(固定金利)が「しょぼく」感じるから、投資家が「国債持ってても損じゃん!」って売っちゃう。4月9日には国債の利回りが4.49%まで跳ね上がったって記事に書いてある。これは「売られすぎて値段が下がった」って意味だよ。

次に、財政赤字への不安。トランプの関税は「アメリカの産業を守る」って言ってるけど、貿易が減ると税収も減る可能性がある。一方で、トランプは減税とかお金使う政策もやりたがるから、「アメリカの借金(国債発行)増えるんじゃ?」って投資家がビビってる。市場は「借金多すぎ!」って焦ると、国債を売るんだ。

そして、トランプの「変心」が影響。記事によると、トランプは「関税ガンガンやるぜ!」って強気だったのに、4月9日に国債が売られて利回りが急上昇したらビビって、90日間の関税一時停止(中国以外は10%に下げ)を発表したんだ。財務長官のスコット・ベセントが「これ以上やるとヤバいよ!」って進言したらしい。国債市場が「アメリカの信用」に影響するから、トランプも焦ったってわけ。

あと、日本の動きも関係してる。日本の農林中央金庫農林中金)がアメリカ国債を大量に持ってて、値下がりに耐えきれず売ったってXで話題になってた。これがさらに国債の値段を下げちゃったみたいだね。

わかりやすく例えると…

国債を「超安全な貯金箱」だと思ってほしい。普段はみんな「ここに入れとけば安心!」って預けるけど、トランプ関税ショックで「この貯金箱、価値落ちるかも!」ってパニックになったイメージ。関税で物価が上がると「貯金箱の利子じゃ足りない!」って売るし、アメリカの借金増えるかもって話で「将来返してくれるか怪しい!」って売る。4月7日から9日にかけて、貯金箱がガンガン売られて、値段が下がっちゃったんだ。

批判的な指摘

ここからはちょっと批判的に見てみるよ。トランプ関税ショックで国債が売られたのは、いろんな問題が絡んでるけど、こんな点が気になったんだ。

トランプのやり方が無計画すぎる

トランプの「関税ドーン!」ってやり方、めっちゃ無計画に見えるよね。4月2日にいきなり高関税発表して、市場がパニックになって、国債まで売られる大混乱。で、9日には「やっぱ90日停止!」ってコロコロ変える。記事でも「変心」って言われてるけど、これって「計画ないじゃん!」って感じ。投資家が「トランプの言うこと信用できない」って国債売ったのも納得だよ。リーダーならもっと考えて動いてほしいよね。

市場の過剰反応も問題

投資家もちょっとビビりすぎじゃない?国債アメリカ政府が保証してるのに、「関税=インフレ=国債ダメ!」って一気に売るの、過剰反応っぽい。Xでも「市場がパニック売りの連鎖」って声があったけど、冷静に考えたら、アメリカがすぐ破綻するわけないよね。この「みんなが焦って売る」流れが、混乱を大きくした一因だと思うよ。

日本の動きが逆効果

日本の農林中金とかが国債売ったのも、ちょっとモヤっとする。アメリカ国債は日本の投資家がめっちゃ持ってる(7兆ドルくらい!)のに、値下がり怖さに売っちゃうと、余計に値段下がるじゃん。Xで「農林中金が売ったせいで悪循環」って言われてたけど、日本の投資家も「もうちょっと我慢して!」って感じ。世界の市場に影響与えるんだから、慎重に動いてほしいよね。

トランプのビビりすぎもどうなの?

トランプが国債の利回り上がっただけで「やべ、関税やめる!」って焦ったのも、なんか弱気すぎない?記事だと財務長官が「市場見て!」って進言して、すぐ90日停止にしたって書いてるけど、「自分の政策に自信ないの?」って思っちゃう。関税で「アメリカファースト」って強気だったのに、市場にビビって方針変えるなら、最初からもっと現実的にやってほしかったよ。

まとめ安全資産が揺れた理由

このニュースを一言で言うと、「トランプ関税ショックで、安全なアメリカ国債が売られて市場がパニック!」関税で物価高や財政不安が心配されて、4月9日に利回りが4.49%まで急上昇。トランプも焦って関税を90日停止したけど、混乱の元は無計画な政策だよ。批判的に見ると、トランプのやり方、市場の過剰反応、日本の動き、トランプの弱気、全部が絡んでる。