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やさしく疑問を解説

2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧

マクロ経済スライドとは?メリットとデメリットをわかりやすく解説

マクロ経済スライドは、日本の公的年金を長く持続させるための調整ルールです。 少子高齢化で年金を払う人(現役世代)が減り、もらう人(高齢世代)が増える状況でも、 年金財政が破綻しないようにする目的で導入されました。 仕組み 本来、年金額は物価や…

トランプ政権が「プランB」検討中?最大15%の関税が150日間だけ課されるかも

2025年5月30日現在、アメリカのトランプ政権が追加関税をめぐり新たな動きを見せています。国際貿易裁判所(CIT)で違法判決が出た場合に備え、最大15%の関税を最長150日間だけ課す「プランB」を検討していると報じられました。 この記事では「そもそも何が…

<解説>がんで死亡、でも無罪だった 大川原化工機冤罪事件とは何だったのか?

大川原化工機冤罪事件とは?逮捕・がん発覚・国家賠償までを時系列で整理 2020年、噴霧乾燥機の不正輸出容疑で3人が逮捕 しかし翌年、公訴取り消しで冤罪が判明。拘束中に胃がんを発症した1人は治療が遅れ亡くなりました。2025年5月、高裁は1億6,600万円…

兵庫県・斎藤知事を巡る情報漏洩問題 疑惑の全貌と続投の背景をわかりやすく解説 2025年5月28日時点

2024年3月、兵庫県庁の元県民局長による匿名告発文書が一斉送付され、 県政をゆるがす疑惑が噴出しました。その後、告発者の個人情報が漏洩・拡散される事態へ発展し、2025年5月に 第三者委員会*1の最終報告が公表。報告書は漏洩の事実と前総務部長の関与を…

年金制度改革 基礎年金の底上げで何が変わる?世代別の影響を解説

2025年5月27日、自民・公明・立憲の3党は「基礎年金の底上げ」を含む年金制度改革案を大筋で合意しました。少子高齢化が進む日本にとって、年金改革は将来の暮らしを大きく左右する重要テーマです。本記事では、基礎年金の底上げとは何か、そして世代別にど…

随意契約とは?その仕組みをわかりやすく解説!

こんにちは! 今回は、ニュースでよく耳にする「随意契約」について、わかりやすく解説します。2025年5月23日のNHKの記事を参考に、随意契約の仕組みやメリット・デメリット、そしてどんな場面で使われるのかを紐解いていきましょう! www3.nhk.or.jp 随意契…

石破総理発言 日本の財政はギリシャより悪い?その意味と消費税を下げるという選択肢

2025年5月、石破総理が「日本の財政はギリシャより悪い」と国会で発言しました。この発言は消費税減税に反対する根拠として使われましたが、本当にそうなのでしょうか?ここでは、財政の実情と、今あらためて注目される「消費税を下げる」という選択肢につい…

「106万円の壁」撤廃で手取りが減る?パート労働者の影響と対策を解説

「106万円の壁」撤廃とは?手取り減少の背景 「106万円の壁」とは、従業員51人以上の企業で働くパートやアルバイトが、年収106万円(月収約8.8万円)を超えると、厚生年金や健康保険(社会保険)に加入しなければならない収入基準です。保険料負担により手取…

2025年年金改革 基礎年金の課題と就職氷河期世代への影響

2025年の年金改革が注目されていますが、基礎年金の底上げが2029年まで先送りされ、将来の給付水準が30%低下する可能性が指摘されています。特に、バブル崩壊後の厳しい雇用環境で育った「就職氷河期世代」に深刻な影響が及ぶ恐れがあります。この記事では、…

トランプ大統領の処方薬価格引き下げ政策をわかりやすく解説!

2025年5月、トランプ大統領がアメリカの処方薬価格を大幅に下げるための大統領令に署名しました。この政策は「最恵国価格(MFN)政策」と呼ばれ、アメリカの薬価を他国並みに引き下げることを目指しています。薬代が高すぎて困っている人々、特に高齢者や低…

消費税「据え置き派」vs.「減税・廃止派」を整理 政党方針と論点

2025年現在、消費税を今の10%で維持すべきか、減税すべきかは、経済政策の大きな争点になっています。今回は「据え置き派」と「減税派」の主張を整理し、それぞれの論拠、課題、そして主要政党のスタンスまでをわかりやすくまとめていきます。 1. 消費税据…

自民党・西田昌司議員の発言「歴史を書き換えるとこういうことになってしまう」とは?その背景と問題点

はじめに 自民党の西田昌司参院議員が、2025年5月に沖縄で大きな議論を巻き起こしました。話題の中心は、沖縄戦の象徴である「ひめゆりの塔」に関する発言で、特に「歴史を書き換えるとこういうことになってしまう」という一言が波紋を広げています。この発…

氷河期世代支援はいらない、なんて言わせない

遅すぎても、支援は必要です。あきらめないために。 最近になってようやく、政府や自治体が氷河期世代への支援を打ち出すようになってきました。しかしその一方で、「今さら意味があるのか」「自分はなんとかやってきたから、支援はいらない」という声も耳に…